スイスの樹木葬

スイスでは、キリスト教が定める11月1日の「諸聖人の日」に墓参りに行く習慣がある。この日を機に自分や親族の葬儀について見つめ直す人もいるだろう。伝統的な宗教から人の心が離れていく現代、従来の儀式にとらわれない新しい形の埋葬を望む人がでてきた。(swissinfo.ch

20081031.jpg

ウーリ・サウターさんは、生前に森の木を選び、その根本に遺骨を埋葬する樹木葬を提唱されているそうです。スイスドイツ語圏を中心に62カ所の森の使用権を取得し、樹木葬用の木を売っているのだとか。

スイスでは、土葬も火葬も認められています。土葬の場合、キリスト教の教会や自治体が経営する墓地に棺のまま埋葬され、火葬の場合は、細かく砕かれた遺灰を、墓地に埋葬することが多いそうですが、遺族が家に保管したり、庭に埋葬したりするのはあくまで自由です。

スイスの一般墓地では、個人用のお墓の場合だと、約25年で整地されてしまい、期間が短すぎて、遺族がお墓参りできなくなってしまう事があるそうです。日本のように永代使用ではないのですね。ウーリ・サウターさんが提唱する樹木葬の場合、99年間は墓標としての利用が保障されていて、枯れてしまったら新しい木が植えられるそうです。また、墓地のように花を飾ったり、供え物をあげることはできまえんが、手入れの必要はなく、ペットや同性愛者など、好きなものと一緒に眠ることが出来るのだそうです。そういった点も「樹木葬」が注目を集めている理由なのではないでしょうか。

日本に限らず、海外でも「葬送」に対する考え方に変化が現れてきているようですね。宗教や国、文化によって葬送に対する考え方は様々ですが、亡くなった人を大切に想う心だけは忘れてはいけない、そう感じます。


ブログランキング・にほんブログ村へ ←ポチっとクリックお願いします。